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2002.07.08
  
会計事務所とオフコンメーカー
 

当方のHPはけっこう色々な方からアクセスして頂いているようです。
同業者からのアクセスはもちろんの事、大学等からのアクセスも結構あります。
税理士志望者でしょうか?
本来は経営者向けのコラムなのですが、本当にいろいろな方に読んで頂いていると最近実感しております。
会計事務所のHPで、ここまで辛口・本音で書いているコラムはあまりないと思います。(コラム2はもっと辛口です。)
これからも月一のペースは守っていきたいと思っています。


会計事務所向けのコンピュータを販売している会社のことを、私達の業界では通常オフコンメーカーと呼びます。
その名のとおり、以前はオフコンと呼ばれる専用機をメインに販売していました。TKC、MJS、JDL、ICS等が有名です。
パソコンの性能が低い時代には、快適に動作し会計事務所向けに作られた専用ソフトの使い勝手のよさから、ほとんどの会計事務所がオフコンを使っていました。
しかしここ数年のパソコンの性能向上・爆発的な普及、パソコン会計・税務ソフトの台頭により、会計事務所でもこれらのオフコンメーカーの高価な機種を使わなくなってきました。
現在では、会計事務所の2割〜3割がパソコン派と思われます。
(それでも残りはオフコンメーカーですからまだまだ愛用者?が多いのは確かです。)

当方は当然パソコン派で、全てパソコンで処理をしています。(それも自作機)
業務を行う上で専用機に比べて不自由を感じる事はあまりありません。
それどころか、常に最新スペックのパソコンを使う事が出来て、大変満足しています。

最近のオフコンメーカーの機種はノートパソコンを端末に使い、専用サーバーで運用するスタイルとなってきました。
ネットワークで運用する場合は、パソコンソフトでもネットワーク対応版はそこそこの値段がするため、このスタイルが安く上がるケースもあると思います。
それでも、端末のノートパソコン5、6台プラスサーバーで600万以上すると思います。

また最近ではオフコンメーカーでも、パソコンにも搭載できるソフトを販売し始めました。
面白いのはT○○です。
なんとT○○のパソコン用のソフトは、富士○と東○のパソコン以外は動作保証をしないというのです。
これにはさすがにあきれましたね。
(個人的には、何が悲しくてキムタクパソコンやクレーマー事件東○のパソコンを使わなアカンの?と思うのですが・・・)

パソコンというものは通常PC-AT互換機の事をいい(Macを除きます。)、世界共通の仕様で作られています。
富士○・東○のパソコンでも当然同じ仕様で作られています。
最近のパソコンの中身を見たら、本当に世界中の部品の寄せ集めです。
富士○・東○のパソコンが特別丁寧に作られているわけではありません。
(それどころか、貧弱なCPU・コストダウンのためのマザーボード内蔵のビデオカード・あまり高速でないHDD等性能的にはあまり期待できない機種が多いです。まあどのメーカの機種もそうですが・・・)
従って通常のパソコンソフトは、スペック(CPU等の性能)を指定する事はあってもメーカーや機種を限定する事はありません。
(もしメーカーや機種を限定するパソコンソフトがあれば、そのソフトは欠陥品です。)
なんか、T○○とそのメーカーの癒着ぶりが目に浮かびます。

最近ITベンダーのなかには、お客様に一番合っているシステムを提案するということで、ライバル会社の機種の導入を提案する会社まであるのに、時代遅れの顧客不在の営業方針はいかがなものでしょうか?

どのオフコンメーカーでも、今までハード主体のおいしい思いをしてきた時代のことが忘れられないのでしょう。
パソコンへの対応は五十歩百歩です。
最近のパソコンは、低価格で高性能ものが多く本当の意味で消耗品と化しました。
パソコンというものが消耗品化してきている現在、もうそろそろハード主体の営業方針はやめたら〜と思うのですが・・・

今までオフコンメーカーは、会計事務所が情報機器に弱いのに付け込んで食い物にしてきました。
会計事務所だけではあきたらず、その顧問先にも自計化と称して高い買い物をさせてきました。
この前も、新規のお客さんのところに行ったらJ○○のオフコンがあるではないですか。
その会社の規模でしたら、パソコンと弥生会計くらいで十分なのですが、以前の会計事務所に勧められて導入したようです。(ちなみに約150万円、もちろんリース)

そろそろ目を覚ましましょう。
2、3年前のパソコンが遅くて使い物にならない時代です。
ウン百万で購入した機種が何年使えます?
バックアップさえしっかりする癖さえつけば、専用機なんて必要ありませんし、オフコンメーカーのぼったくりのような保守料金を払う必要もありません。(この保守料金がオフコンメーカーの大きな収益源と私は推測するのですが・・・)
使っているパソコンが壊れたら、違うパソコンにソフトだけインストールしてまた使えばいいんです。パソコンなんて消耗品の時代です。

多くの会計事務所は、オフコンメーカーの手取り足取りのサポートからなかなか抜け出せないのでしょうが、それには大きなコストがかかっている事を自覚する必要があると思います。
しかしオフコンなんか使っていたら、いつまでたってもパソコンに弱い会計事務所のままですよ!


オフコンメーカー離れは時代の流れです。
今後各オフコンメーカーがどのように対応していくか楽しみです。


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