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今年も税理士試験が終わった。第53回ということらしいが、私は平成6年12月の合格で第44回の試験だったと思うので、もうかれこれ9年経過していることになる。
20代後半だった私は当時、税理士試験合格が最大の目標でありその上も下も無かった。会計人として仕事をする、また独立するためには合格が必須である。修行僧のように毎日専門学校に通っては授業、答案練習、自習に明け暮れていた。今思い出せばよくやったものだと感心する。誰もが通ってきた道とはいえ、もともと勉強において集中力が無かった私は、コツコツと地道に地味に勉強を重ねる税理士試験は自分自身の性格まで変えてしまったように思う。ある意味良い方に。
以前から毎年夏になる(税理士試験の時期が近づく)と同じ夢をよく見る。その内容は大抵こうだ。
4科目合格の状態で最後の科目(相続税)の受験を控えている。カレンダーを見ると7月15日。あと2週間もすれば本試験となる。でもまったく勉強していない。準備ができていない。理論も全く思い出せない。計算も全く手をつけていない。今年もダメか。いつになったら合格するのだろうと本気で心配になる。
本試験当日に会場に行くと受験生が周りに沢山いて緊張感が高まり、試験用紙が配布される。開いてみると何故か時事問題だったり、英語の試験だったりする。眠りの中ではこれを「相続税」の試験と思っていて、「ああ、全然出来なかった!」と思った瞬間に目が覚める。
私は夢カウンセラーでないので、この夢が私にとってどういう心理状態なのか正確に分析はできないが、きっとこれは自分自身の「勉強不足」を反映しているように思う。そこで無意識に焦っている自分がいる。
昨今はPCや税金計算ソフトの進歩に伴って税額計算はもっぱらソフト任せになっている。
税額改正を実際の決算申告で初めて知る項目もある。日常業務に追われた毎日を言い訳にしながら現場ごとに対応するのが関の山だったりする。
縁あって月刊税務の執筆など声をかけていただくこともあるが必要に迫られると、なんとか対応できるという「要領」だけはしっかり身についているようだ。
今回は自戒の念もあって、あえてこのような内容でコラムにした。知識が自転車操業にならないよう心がけたい。
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