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私はかねてより「いい経営者」とお付き合いしたいと思っている。
その会社(個人事業も含めて)の売上や利益、従業員数は一切関係ない。業歴や何代目うんぬんも然りだ。経営者ご本人が「いい」かどうかだ。自分のことを棚に上げてと言われそうだが会計業界に入って約15年、いろいろな経営者にお会いしてきた。業種はもちろんのこと年齢、金銭感覚、価値観、会社に対する思いと目標、経営者になった経緯など千差万別である。
以前私がとある会社の任意整理をしたとき、その会社の専務が言われた言葉に「会社は個人の物ではなく国からの預り物だ。」というのがあって大変感銘を受けた。
繊維工場であったその会社は創業50年という老舗で戦後のニーズと時流にうまく乗り一時代を築いたわけであるが折しも繊維不況のなかうまく業種転換できることなく広大な敷地を売却し整理に至ったのである。
会社は売上及び利益が社会貢献の尺度であると思う。これが減少するということは社会からのニーズ減少したことと同義である。さらに進行すれば市場からの撤退を余儀なくされる。どの経営者もそれに備える覚悟が必要だ。
運不運、国のおかれている経済環境、法律の改正など会社はさまざまな事象に翻弄される。
経営者個人の問題でなくても会社はつぶれることがある。
この数年DI指数を見ても「景気はよくない、よくならない。」、失業率7%台になど事実であるが不景気をあおる報道があとを絶たずうんざりしてしまう。
このような状況下でも利益を上げている会社もたくさんある。そのような会社経営者に「不況がねえ・・。」なんて言葉は出てこない。赤字を出している会社が悪いといっているのではない。ただ周囲の状況を理由にしている経営者が多く見受けられるのも確かだ。
私は経営者にとって一番大事なことは「潔さ」だと思う。日頃からそれが備わっている経営者は放漫経営などしないし会社のピンチを未然に察知しその目を摘み取れる。またいざとなれば率先して責任を取れる。
私も会社経営者として3年目を迎えた。創業時点での一つの節目だ。まだまだ「ひよっこ経営者」であるが運良くさまざまな経営者と会う機会に恵まれた。その方々から学んで経営者の理想像を自分なりに模索したいと思う。
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